枚方市の皆様 猫背はどうしてダメなの?

2017年6月4日更新

「猫背」は猫にとっては非常に重要な姿勢なのですが、私たち人間にとっては、厄介な姿勢の一つです。特に我々日本人の骨格は、猫背になりやすいと言われています。猫背になると、背が縮んで見えるだけでなく、第一印象も悪くしてしまいます。そんな見た目だけの悪印象の他にも、猫背は良くないとされる理由があります。

①顔出し型          ②円背型          ③前肩型

④首無し型

 

猫背は、脊柱後湾症(せきちゅうこうわんしょう)、亀背(きはい)もしくは円背(えんばい、えんぱい)と呼ばれることもあります。

 

本来、背骨は前後に緩やかなS字を描いています。正常な姿勢とは、その重心の延長上に頭部が乗っていることであるとされています。猫背とは、このS字カーブの角度が大きく歪み、極端な前傾姿勢になってしまっていることを指します。極端な前傾姿勢、つまり頭部が前に出すぎている状態とは具体的にどういうものなのでしょうか。

 

骨格面からいうと、まず脊柱(せきちゅう)は大まかに「頸椎(けいつい)」「胸椎(きょうつい)」「腰椎(ようつい)」の3つの部位に分けられます。猫背の場合、特に首のあたりの脊柱、頸椎の部分が伸びた状態となっています。
頸椎が伸びている状態とは、すなわち、頸椎を支える筋肉も同様に伸びた状態であるともいえるのです。特に頸椎を支えるインナーマッスルの一つである頭長筋(とうちょうきん)は、頭部の前屈や側屈、回旋を担っています。頭部が前方に傾いた状態でいると、常にこの筋肉が伸びた状態となるため、首をうまく回せない、前方や後方に倒しづらいといった症状があらわれる場合があります。
他にも、猫背の方の場合、胸骨が圧迫されて呼吸が浅くなるといった症状がみられます。前傾姿勢が原因で引き起こされる症状の一つなのですが、これが深刻になると酸欠状態を引き起こす可能性があります。
また、頭部はその人の体重の一割の重さであると言われています。わかりやすく数値で示すと、体重50kgの人の場合、内5kgが相当するという計算になります。
頭部が前方へとせり出すと、人間の体はバランスを回復しようと脊柱を曲げていきます。

結果、脊柱に連なる多くの部位の筋肉が常に緊張状態となるため、肩凝りをはじめ、腰痛や腹部の出っ張りなど様々な弊害を引き起こす原因となってしまうのです。
では、身体を後方へと倒して脊柱を伸ばすように心掛ければ、猫背は改善されるのか?

残念ながら、意識的に背中を伸ばして胸を反らせるようにしても、筋肉についた癖は中々解消されないものなのです。逆に、背中を反らし続けると、今度は胸椎から腰椎部分を圧迫することとなり、また別の症状が出てくる可能性があるのです。
必要なのは、最適な治療や施術を受けながら、少しずつ日頃の姿勢を改善していくことなのです。

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