来年に向けての花粉症対策です。

2017年8月27日更新

 花粉症とは、植物の花粉が原因で、くしゃみや鼻水、目のかゆみといったアレルギー症状が起こる病気です。季節性アレルギー性鼻炎と呼ばれることもあります。アレルギーは、免疫反応が過剰に働いた結果として起こる症状です。本来は有害なウイルスや寄生虫などの異物が体内に入り込んだ際に、これらを撃退する機能なのです。

 

現時点では、アレルギーを引き起こすきっかけに、IgE抗体が関わっていることがわかっています。このIgE抗体が、体内に侵入してきた大量の花粉や特定の食物に対して、防衛機能を働かせ、ヒスタミンやロイコトリエンといった化学物質を生成するのです。ヒスタミンは、肉体が傷つけられると活性化し、痒みやむくみを引き起こすものとして知られています。また、ロイコトリエンは、気管支喘息の発病率を高めるものであるとされています。

 

では、花粉症対策として知られている方法は、具体的にどのようなものでしょうか。厚生労働省によると、マスクとメガネの着用が有効とされています。その他にも、花粉情報に注意を払うこと、飛散の多い日は外出を控えることなどが挙げられます。また、衣服への花粉の付着も考えられるため、近年では化学繊維の服で静電気の起こりにくいものの着用が推奨されています。

 

この他にも、食物によって対策をする方法があります。花粉症の症状に効果があるとされている食物は、シソやヨーグルト、青魚などです。

シソの葉に含まれるロズマリン酸やルテオリンという成分には、アレルギー症状を和らげる効果があるといわれています。また、腸内環境を整える効果のあるヨーグルトは、アレルギー体質の改善が期待できるといわれています。青魚に含まれるEPAは、血液を正常な状態に保つことで知られています。そして、DHAは脳の栄養源となる物質として知られています。

他には、甜葉懸鉤子(てんようこうけんし)というバラ科の木から作られる甜茶や、カテキンを多く含む緑茶が有効であるともいわれています。

 

鍼灸整体院でできる花粉症対策とは、どのようなものでしょうか。

アレルギー症状とは免疫機能の過剰な働きによって引き起こされるものです。身体の免疫機能をつかさどっている部位は、実は自律神経という神経系にあります。そして、この神経系はリンパ器官と密接な関係にあるのです。

 

大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 鈴木 一博准教授らの研究により、交感神経と免疫制御の分子メカニズムの一部が明らかにされました。この研究の中で、交感神経に負荷(ストレス)を与えると、免疫制御をつかさどるリンパ球の出現が抑制され、本来の働きが抑制されるという結果が発表されています。

 

鍼灸整体院での施術による自律神経機能の回復が、花粉症の症状緩和や対策として有効となるのではないかと考えているのです。身体を正しく整えることで、脳から自律神経への伝達もスムーズになっていくことでしょう。一度、予防対策に鍼灸施術を考えてみてはいかがでしょうか?

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