3分解説!椎間板ヘルニアの原因と治療法について

2018年1月8日更新

ヘルニアとは臓器が本来の位置からズレてしまっている状態を指します。

椎間板ヘルニアの場合は、髄核というゲル状の組織が外に飛び出してしまっている状態をいいます。

今回はそんな、椎間板ヘルニアについてご紹介します。

椎間板ヘルニアについて

腰骨は5つの腰椎と1つの仙骨、そして椎間板というクッションからできています。

この椎間板はあんぱんのような構造をしており、外側のパンの部分を線維輪と呼びます。

その中に髄核という粘性のアンコが入っています。

これらの広報には脊柱管という管が腰骨の中にあって、ここを神経が通っています。

このパンの部分が裂けてアンコが出っ張り、それが後ろにある神経に悪さをして痛みや痺れ、麻痺などを引き起こすのが椎間板ヘルニアです。

椎間板ヘルニアの痛みの原因について

椎間板ヘルニアの痛みに関する面白い実験があります。

手術の時に、椎間板ヘルニアのあった場所に小さな風船を入れておき、麻酔から覚めた後に膨らませると、痛みを起こします。

しかし、ヘルニアのなかった神経根のところでは患者はしびれやだるさを感じますが、痛みは起こらなかったのです。

つまり、圧迫による痛みは起こらないのです。

通常、体の一部を押しても痛くはありません。

しかし、叩いたりして赤く腫れると、触るだけで痛みを感じます。このように、ヘルニアでは単に神経を圧迫しているだけではなく、その部分に炎症が起こって痛くなっているのです。

炎症がなくなれば痛みはなくなります。そのため、椎間板ヘルニア治療の目的は、出っ張ったヘルニアを引っ込めることではなく、その部分の炎症を解消することなのです。

椎間板ヘルニアの治療法について

炎症を抑える薬として医師によく処方されるのは「消炎鎮痛剤」です。

これは炎症を治す効果を持っています。

薬で効果がない場合は、注射による治療を行います。仙骨ブロックや腰部硬膜外ブロックなどは、炎症を起こしている部分に局所麻酔剤や副腎皮質ステロイド剤などを注入するものです。

また、神経根や椎間板に注射をすることもあります。

そして、注射でも効果がない場合は、手術をする必要があります。

椎間板ヘルニアでは基本的に手遅れになるようなことはありませんので、患者の意思によって手術を行うかどうかは委ねられます。

しかし、私生活に影響が出る段階になると、手術は受けた方がよいでしょう。

椎間板ヘルニアは、普段の生活にも影響がでる場合がありますので、症状を医師と相談しながら治療の方法を決めてくださいね。

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