すべり症の放置は危険!?すべり症の原因・症状について簡単解説!
2018年1月16日更新
仙骨がずれてしまう、「すべり症」をご存知ですか?単なる腰痛と一緒にしては危険です。
今回は、そんなすべり症についてご紹介します。
■すべり症の原因について
すべり症の原因は、仙骨がずれてしまうことです。
健常者の背骨は横から見ると、緩やかなS字に曲がっています。腰はもともと緩やかに反っていますが、すべり症の方の背骨を見ると、腰の反りが少なく腰の下のあたりで急激に反っているのです。
背骨がまっすぐ伸びており、腰の下の部分で鋭角に曲がっています。
その結果、仙骨が前に傾き、後ろにずれてしまうのです。
すべり症を発症すると、仙骨がずれているため、仰向きでフローリングなどの固いとことで寝た時に骨が当たっている感覚や違和感を覚える方が多いです。
そのため、仙骨のずれを戻さなければ、腰の下の急激な湾曲が解消されず、すべり症も治りません。
■すべり症の症状について
すべり症の方は、しばらく歩くと足がしびれてしまうのですが、腰を丸めて休憩するとまた歩けるようになります。
この症状を、「間欠性跛行」と呼びます。
また、歩きにくさや足の痺れ、冷感、違和感といった歩行障害も起こります。
症状の特徴としては、座っている時や安静時は症状がでません。
しかし、すべり症が悪化すると、安静時にも症状が出る場合があります。
すべり症にはいくつかの種類がありますが、変性すべり症の場合、馬尾神経が圧迫されます。
この神経が圧迫された場合、排尿や排便に支障がでる「膀胱直腸障害」が起こります。
また、股の付け根や会陰部の知覚障害がでる「会陰部障害」になることもあります。
これらの障害が起こると手術をしなければならない可能性が高まります。
■鍼灸による治療について
すべり症には、鍼灸治療が効果的です。
神経に対する鎮痛効果を得るためには、投薬やブロック注射を行うよりもよいでしょう。
しかし、根本的に仙骨のずれを修正する場合は、お医者さんで診察してもらいましょう。
すべり症を放置してしまうと仙骨のずれが悪化してしまいます。
すべり症は自己回復に期待できないため、早めの治療をするようにしましょう。
また、すべり症を発症しているときにマッサージを受けるのは危険です。
特に、うつ伏せの状態では、床の方の骨がずれるので、その上から圧力がかかることで余計に骨がずれてしまいます。
少しでも、すべり症の疑いがあれば医師の診断を仰ぎ、適切に対処するようにしてくださいね。
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