自律神経が乱れるメカニズム|枚方の整体鍼灸院が解説
2018年7月10日更新
「最近なんだか体がすぐれない。」、「めまいを感じることが増えてきた。」などと感じてきている方も多いのではないでしょうか。
キャリアウーマンとしてばりばり働いておられる女性や主婦の皆さんには心当たりがあるところかと思います。
その原因は現代人の多くが悩む自律神経にあるかもしれません。
しかし、自律神経について正しく明確な理解を持っている人は多くはいないでしょう。
自律神経という言葉はテレビや新聞で目にすることがあるけれど実際にどういうものなのかよくわからないといった方がほとんどだと思います。
自律神経の不調は放っておくと自律神経失調症やさらにはパニック障害など重い病気を引き起こすこともあります。
そこで、今回は現代病ともいえる自律神経の不調の謎を解明していこうと思います。
自律神経が乱れるメカニズムについて正しい知識をつけるために学んでいきましょう!
1そもそも自律神経って?
自律神経とは人が生活する上で心身の調節を行ってくれている神経のことです。
無意識的にはたらくため、多くの人が自律神経と言われてもピンと来ない所以です。
自律神経は私たちのほとんどの内臓の調節を担っており、生きる上でとても重要な神経なのです。
さて、自律神経の理解が進んだところでそもそも自律神経とは数ある神経のなかでどのような位置づけなのでしょうか。
まず、人の神経には大きく二つに分かれます。
中枢神経と末梢神経と呼ばれる神経です。
中枢神経は脳と脊髄で構成される全神経の司令塔のような存在です。
生命活動を司る機関でもあります。
対して末梢神経は脳と脊髄から枝分かれして全身に広がっている神経です。
末梢神経にはさらに自律神経と体性神経に分別されます。
自律神経は末梢神経の一部ととらえることができます。
そして、自律神経と対して体性神経は手足や五感など私たちが意識的に働くことができる神経です。
自律神経は人のからだの神経のなかでこのように位置づけられています。
2.自律神経の役割とは?
自律神経自体の意味と神経の中での位置づけを知ったところでその役割をさらに深く学んでいきましょう。
自律神経はさらに二つの神経に大別されます。
交感神経と副交感神経です。
交感神経は私たちの心身が活動的に動いている状態にはたらいている神経です。
皆さんが朝の電車に走って呼吸が荒くなるときにはたらいているのはこの交感神経です。
反対に、心身がリラックスして休んでいるときにはたらくのが副交感神経です。
脳や体を活発させるためにはたらく交感神経に対して体を回復させるためにはたらくのが副交感神経といえます。
疲れているときにたっぷり寝ると疲れがとれるというのはこの副交感神経が寝ている間にはたらいてくれているおかげなのです。
自律神経のなかの交感神経と副交感神経は全く正反対のはたらきをしているわけですが、この二つの神経がはたらいてくれているおかげで私たちはどのような状態にも対応して快適な生活を送ることができているのです。
3.自律神経が乱れるとは?
はじめに、自律神経が乱れることによって頭痛やめまい、倦怠感を引き起こすとお話ししました。
では、自律神経が乱れるとは一体どういうことなのでしょう。
自律神経が乱れるとはすなわち交感神経と副交感神経のバランスが崩れるということを意味します。
つまり、どちらか一方の神経がはたらく状態が長く続いてしまうために自律神経が乱れるのです。
なぜ交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうのでしょうか。
その答えはストレスにあります。
外的要因であるストレスはおもに交感神経にはたらきかけます。
ストレスは心身が興奮状態となっているときに起きるものだからです。
自律神経が乱れるとはおもに交感神経が副交感神経より異常にはたらいてしまうために起こるのです。
最近では、ストレス社会と言われるほど日々の生活のなかでさまざまな種類のストレスがあふれています。
具体的には、日々の出勤のなかでの満員電車、上司からの過剰な叱責、大量にたまった家事などがあります。
皆さんの中でも思い当たる節があるのではないでしょうか。
このように私たちは異常にストレスが蔓延する社会のなかで自律神経が極めて乱れやすい環境のなかに生きているのです。
4.自律神経が乱れることによる影響とは??
さて、これまで自律神経の理解と自律神経が乱れる理由についてお話しましたが、ここでは実際自律神経が乱れることによって一体どのような影響が心身に現れるのかご紹介します。
はじめにお話したような倦怠感やめまいだけでなく吐き気や下痢などの症状も引き起こします。
自律神経は内臓のほとんどを支配しているため、交感神経の過多により副交感神経が抑えられることによる反動として起こされるのです。
さらに、精神にも異常をきたし、倦怠感だけでなくうつ病などおもい精神病につながる危険性も持っています。
このように、自律神経の不調はさまざまな症状を心身に影響を与えてしまうのです。
そして、高血圧や狭心症、がんや脳卒中などおもい病気につながる温床にもなっているのです。
=============
今回は自律神経の乱れについてのお話でした。
枚方市で自律神経の乱れでお悩みの方は下記ページもご覧ください。
「自律神経失調症」詳細ページ
****************************************************
(社)交通事故医療情報協会認定院 枚方市 はらべ鍼灸整体院
<診療時間>
月・火・水・金 8:30~12:00 15:00~19:00
土 8:30~15:00
電話番号:072-846-7577 (予約優先制)
住所:〒573-0051 枚方市三矢町3-24-1F 枚方市駅から徒歩7分
=============















